津川雅彦 最愛の妻・朝丘雪路さんに「感謝しています」 チューブ姿で会見

 イスに座ったまま会見に臨む津川雅彦=都内
 鼻にチューブをつけた状態で話す津川雅彦
 朝丘雪路さん
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 女優の朝丘雪路さんが、4月27日にアルツハイマー型認知症のため82歳で死去していたことが19日に明らかになり、一夜明けた20日、夫で俳優の津川雅彦(78)が都内で会見を行った。

 自身も肺炎を患い、鼻に酸素吸入用のチューブを通した姿で登場した津川は「感謝してます。すべてにね」と朝丘さんへの思いを吐露。また「僕より先に死んでくれて良かった」と、認知症介護の苦しみもにじませた。

 45年間連れ添った最愛の妻を失った津川は、体調不良も相まって、見るからに憔悴していた。朝丘さんへの思いを「感謝してます。すべてにね…感謝してます」と絞り出した。

 津川と朝丘さんは、73年に結婚。おしどり夫婦として知られていた。08年には津川が玩具事業で6億円超の負債を抱え、その返済のために、東京・世田谷区の朝丘さん名義の自宅を売却したことをきっかけに別居。だが、朝丘さんの認知症が進行したことから、3年ほど前から再び同居し、津川が長女で女優の真由子(44)とともに介護していた。

 朝丘さんの認知症について、津川は4、5年前から悪化していたと説明。津川に対する認識も「それもだんだん…」と薄れていたという。最後は意思の疎通ができない状態だったことも明かし「それ以上深い話は勘弁してください…」と悲しげに視線を落とした。

 自身の体調が思わしくない中、認知症の朝丘さんを残して先に旅立つことはできないという思いが強かったという。「僕が先に死んで彼女を残すよりはいい結果になりましたね」と、切ない思いが口をついて出た。

 最大の思い出として「残念だったのは、グランパパ(玩具事業)のことで、彼女の自宅を売らなきゃいけなくなったこと」と悔恨の思いを告白。在りし日の朝丘さんについては「『女優』でしたね」と振り返った。

 亡くなった直後の朝丘さんの表情を「安らかでしたよ」と明かし、「娘を産んだことも、家を売ってくれたことも、僕より先に死んでくれたことも含めて…、感謝だらけです」と、薄く笑った。

 関係者によると、朝丘さんは4月27日、高熱が出るなど容体が急変。そのまま都内の自宅で亡くなった。通夜・葬儀は家族葬で営まれ、すでに納骨も済ませているという。

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