ロックバンド「ウルフルズ」が２１日、大阪市内で会見し、９月末から行われる「大阪文化芸術ＦＥＳ２０１８」のキックオフコンサートを行うと発表した。

　１９８８年に大阪で結成し、３０周年を迎えた同バンド。ボーカルで兵庫県出身のトータス松本（５１）は「大阪に来ていなかったら、上京してしまっていたら、ウルフルズは誕生しなかった。大阪に恩返しをしたい」と意気込み。その上で「僕たちは、歌詞にも大阪弁を積極的に採り入れてきた。頑張って盛り上げて行きたい」と語った。

　会見では、同席した大阪府の松井一郎知事（５４）とのコラボ構想も浮上。松井知事は「僕は歌だけは止めとけと死んだおじいさんから言われてます」と笑いながら拒否。松本から「嘘や」とつっこまれると、「とにかく、大阪を盛り上げるためならやっていきますけど」とコラボ唱にも含みを持たせていた。

　「大阪文化芸術－」は９月２９日から１１月４日まで、万博記念公園などで開催。上方伝統芸能、上方演芸など大阪が誇るコンテンツを一堂に集め、文化を楽しむ機会を創出する。キックオフコンサートは９月２９日に万博公園で行われる。