デヴィ夫人 警察に話すなと言われたことを打ち明ける…元経理スタッフの裁判傍聴
タレントのデヴィ夫人(78)が代表を務める芸能事務所「オフィス・デヴィ・スカルノ」の運営費を着服したとして、業務上横領罪に問われた同事務所の元経理担当スタッフ・辻村秀一郎被告の第3回公判が22日、東京地裁で開かれ、デヴィ夫人が今回も傍聴した。
白黒の衣装で最前列の傍聴席に座ったデヴィ夫人は辻村被告をじっと見つめたが、被告と目が合うことはなかった。公判では、新たに合計1105万2000円を着服したとする追起訴がなされ、被告が認めて約5分で終了した。
「ふてくされている感じ。目を合わせまいとしていたような感じ」と公判後に取材に応じたデヴィ夫人は、被告がお金を渡していたとみられる愛人について新証言もした。
「うどん屋さんの店員。中国人の方。愛人ですよね、彼の。今まで警察に話してはいけないと言われて。我慢出来なくなりました」と打ち明け、「北京でどんな生活をしているのか。彼女が息子をイギリスに留学させている。どんな経費がかかるのか。彼女も逮捕して頂きたい。絶対、共犯ですから。税理士も共犯者かもしれない」と憤懣やるかたないといった様子でまくし立てた。
「横領されたお金は、私だけのお金じゃなくて、スタッフ4人、お手伝いさん3人の努力のたまもの。自分の愛人のために、ごまかして、許せないですね」と怒りはおさまらなかった。