西城秀樹さん通夜 五郎と並んで焼香のひろみ「五郎の悲しみは想像できないほど」

西城秀樹さんとの思い出を話しながら声を詰まらせる郷ひろみ=東京都港区の青山葬儀所(撮影・出月俊成)
斎場の前には西城秀樹さんを囲む、郷ひろみ(左)と野口五郎との巨大パネルが飾られた=東京都港区の青山葬儀所(撮影・出月俊成)
大阪球場をイメージした西城秀樹さんの祭壇。ひつぎの上には愛用の白いマイクが置かれた=東京都港区の青山葬儀所(撮影・出月俊成)
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 16日に急性心不全のため63歳で亡くなった歌手・西城秀樹さんの通夜が25日、東京・青山葬儀所で営まれた。西城さん、歌手・野口五郎(62)と共に新御三家と呼ばれた歌手・郷ひろみ(62)は、野口と並んで祭壇を見つめ、焼香。「残念ですね…。デビューした時から一緒にいることが当たり前で育ってきた感覚…体に大きな穴が開いてしまった」と瞳を潤ませた。

 新御三家がそろうのは、「週刊新潮」2016年2月25日号で還暦を記念して鼎談(ていだん)を行って以来。デビューの順番に「長男が五郎で次男が秀樹、僕が三男」と、兄弟のような関係性を築いてきた。

 西城さんについて、郷は「僕にないものをね、歌唱法なり、動きなり、精神性なりを持っていた。後からデビューした僕にとってみると背中を見るように一生懸命、学んできたって感覚」と回想。

 野口と何を話したか聞かれると「『本当に残念でしょうがない。毎日泣いてる』と言ってました」と明かし、涙がこぼれるのを必死にこらえながら「僕よりはるかに秀樹に近い存在だったので、五郎の悲しみは想像できないほど深いんだと思います」と、野口をおもんぱかっていた。

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