日テレ社長、長時間労働対策は「ずっと前からきちんと把握」…全体で進めている
日本テレビが28日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。テレビ朝日で男性プロデューサーが2015年2月に心不全で死亡したのは長時間労働による過労死だったとして、三田労働基準監督署から労災認定されていたことなどに関連して、日本テレビでの長時間労働の対策について大久保好男社長が回答した。
社長は「働き方改革が言われる前から、社員の残業時間であったり、労働時間など、ずっと前からきちんと把握し、私たちは局長会、役員会で情報を共有して、適正な形になるように、会社全体で進めているところです」と説明。「一番大事なのは、働いている人たちの健康管理。健康を害してまで働くことを会社は求めているわけではないので、従来から長時間労働の是正については取り組んでいるところです」と言い切った。
労働に対する社会全体のとらえ方も鑑み、「社員の健康確保、長時間労働をなくすといったことには、従来以上に力を入れて取り組んでいかないといけないと思っているところです。管理職にはそういった視点から、社員の働き方について、十分注意するよう言っているところです」と日テレとしての取り組みを明かした。