賢人「不思議な風景」 史上初!新宿御苑で野外上映会 映画「羊と鋼の森」
映画「羊と鋼の森」(6月8日公開)の野外上映会が28日、史上初めて東京の新宿御苑で行われた。「自然の中で育まれる感性を大切にしたい」という同作のメッセージに環境省が賛同。約1年間の準備期間を経て、同作と環境省のタイアップという形で新宿御苑での映画上映が実現した。
上映会に先立ち、ピアノ調律師・外村直樹を演じた俳優の山崎賢人(23)らが同苑内の旧御凉亭で会見した。同所は91年前に建てられた東京都の歴史的建造物。山崎は「御苑は初めて来た。都会のど真ん中なのに緑豊かで…そこからビルが見える風景が不思議ですね」と印象を明かした。
上映会は場所を移して、同御苑内のイギリス風景式庭園でファン1000人を集めて行われた。山崎らはスクリーンを配したステージ上から舞台あいさつを行ったが、新宿の高層ビル群を望む夕暮れの御苑に、山崎は「うらやましいです。外で映画を見ることなんてないから。僕も見たいな。史上初の新宿御苑での上映会。自然の中で1音1音を感じてください」と素直な感想を漏らした。
舞台あいさつから参加した鈴木亮平(35)も「(映画は)森のシーンが多いので、スクリーンの森とつながるのかな」と話すと、山崎と初共演となった三浦友和(66)と「そちらで見ていたいね」と声をそろえた。
山崎は撮影を振り返り「北海道の森の中で僕1人で撮影したんですけど、木が揺れる音や葉のにおいを感じました」と明かした。