勝間和代氏、温かい反響に涙 女性と交際公表「皆さん、おめでとうと…」
女性との交際を公表した経済評論家の勝間和代氏が28日、TOKYO MXの「バラいろダンディ」に生出演し、公表後の温かい反響に、涙ながらに感謝した。
番組では、この日にネットメディア「BuzzFeed」で、会社経営者の増原裕子氏との交際をオープンにした勝間氏が生出演。今回の公表の経緯を丁寧に説明した。
勝間氏は、学生時代から女性を好きになることが定期的にあったというが「好きになってはいけないと気持ちに蓋をして」生活していたという。その中で男性と結婚、離婚などを経て増原氏と偶然知り合ったことで、LGBTの当事者が、どんどんオープンにしている実情を目の当たりにした。「1月から付き合い始め、開放しないほうがものすごい不便だということがこの5カ月かけて分かった」と振り返る。
共演者から「最近は彼氏はどう?」と聞かれても否定できず、2人で出掛けても、周囲は増原氏をマネジャーだと勘違いすることが多かったという。「それって、お互いの関係性としてよくないし、堂々と言えないのも嫌だった」。ズバズバと物言うイメージの勝間氏でも言えなかったのは「規範意識。言ってはいけない、言ったら何が起こるか分からない」という思いだったことも明かした。
だが公表した勝間氏のもとには、温かい励ましや祝福の声が数多く届いたといい「皆さん、おめでとうと言って下さって…」と涙。今回のカミングアウトを受け、勝間氏のもとに「3人ぐらい、実は(私も)…とメールやメッセージ下さって。自分は言えないのに、あなたは言えてすごいと…」と言うと、「すごいことではない、本当は」とあふれる思いを抑えきれず、涙声に変わった。
「報道されることは、本当は苦しい」と正直な胸の内も吐露。蝶野正洋から「男性には興味が無い?」と聞かれると「それはすごい誤解なんです。好きな人がたまたま女性だという解釈をしてほしいです」と説明。阿部哲子アナも「性ではなく個人にということなんですね」と聞くと、勝間氏は大きくうなずいていた。