佐藤健 秀才好青年から“半分”ダメ男に 朝ドラとTBS系ドラマ並行撮影で真逆の役柄

 俳優の佐藤健(29)が、女優・綾瀬はるか(33)主演で7月期に放送されるTBS系連続ドラマ「義母と娘のブルース」(火曜、後10・00)で自身初の“ダメ男”を演じることが29日、分かった。すでにレギュラー出演中のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(総合、月~土、前8・00)と並行して撮影されているが、役柄は真逆。朝ドラで秀才の好青年、夜には茶髪のフーテンと、演技派の面目躍如となりそうだ。

 “半分、ダメ男”な夏が来る。朝ドラでヒロイン楡野鈴愛(永野芽郁)の幼なじみ・萩尾律を演じる佐藤が、同時期にTBS系ドラマにも出演する。役柄も真逆で「“ブルー”っす…」となりそうだが、そこは演技派。「視聴者のみなさまの背中を押せるようなキャラクターにできたらと思います」と燃えている。

 「義母と娘のブルース」は、キャリアウーマンのヒロイン(綾瀬)が娘のいる男性(竹野内豊)と結婚し、母親になろうとする日々を描いた作品。佐藤が3年前に主演した「天皇の料理番」や朝ドラ「ごちそうさん」(13年度下半期)、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(17年)などを手がけた森下佳子氏(47)が脚本を担当している。

 佐藤演じる麦田章は、やがてヒロイン家族に大きな影響と被害をもたらすキーマンという。定職に就かず、毎話のように職を転々とするキャラクターだ。チャラついた雰囲気を出すため5月19日のクランクイン直前には髪を茶色に染めた。放送も撮影時期もかぶっている「半分、青い。」ではロボット工学を学ぶ秀才役とあって、朝ドラファンに衝撃を与える(?)役どころだ。

 佐藤にとっても、目標なくフラフラとしている初の“ダメ男”役。プロデューサーの飯田和孝氏は「このドラマに出てくるのは、愛すべきキャラクターたちです。徐々に変化していく麦田をどう佐藤さんが演じていくのかご期待ください」とコメントしている。

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