シンガー・ソングライターの広瀬香美が今月２１日、所属事務所「オフィスサーティー」とのマネジメント契約を終了し、「Ｍｕｓ　Ｅｎｄｅａｖｏｒ　ｉｎｃ．」に所属すると発表したことについて、オフィスサーティー側が３１日、公式サイトで「断固たる法的措置をとる」と、法廷闘争を明言した。

　オフィスサーティーは「重要なお知らせ」として、広瀬を「『広瀬香美』こと石井麻美氏」と呼び、「『広瀬香美』は弊社代表取締役である平野ヨーイチが命名した芸名であり、『広瀬香美』の芸名の使用権限は、弊社及び平野ヨーイチに帰属しており、弊社所属アーティストとしての活動以外には、『広瀬香美』の芸名を使用できません」と主張。

　「石井麻美氏は、未だに『広瀬香美』の名を弊社に無断で使用して各所と連絡を取り、芸能活動を行おうとしているようです」と主張した上で「弊社としては、このような石井麻美氏の一方的な対応に強く抗議し、『広瀬香美』の名を使用した芸能活動の一切の禁止を求めるとともに、断固たる法的措置をとる所存であります。また、今後、石井麻美氏が『広瀬香美』の芸名を使用した芸能活動を行った場合には、これに加担した第三者に対しても、損害賠償請求の対象とすることを含め厳しい対応をとる所存でおります」と明記している。

　また、オフィスサーティーは広瀬の旧公式サイトで、移籍について「弊社に事前の相談もなく、一方的な『独立宣言』を発表され弊社スタッフ一同、大変困惑しております」と猛反発。

　芸名について同様の主張を述べ、「それ故、広瀬香美は本日を持ちまして、すべてのアーティスト活動を休止いたします。みなさま長きにわたりご声援戴きありがとうございました」としている。