広瀬香美の独立発表、前事務所が怒り 芸名使用に「断固たる法的措置とる」
シンガー・ソングライターの広瀬香美(52)が5月21日付で、所属事務所「オフィスサーティー」とのマネジメント契約を終了し、「Muse Endeavor inc.」に所属すると発表したことについて、オフィスサーティー側が31日、真っ向から反論した。
同社公式サイトで「広瀬香美」は芸名で、命名した同社の平野ヨーイチ代表取締役と同社に帰属権があると主張。今後の広瀬-名義での芸能活動の禁止を求めた上で、芸名を使用して活動した場合、「断固たる法的措置をとる」とした。
独立を発表した広瀬に、前事務所が怒りの声を上げた。
サーティー社はこの日、公式サイトで「重要なお知らせ」として、広瀬を「『広瀬香美』こと石井麻美氏」と呼び、芸名は同社の平野ヨーイチ社代表取締役が命名したと説明。芸名の使用権限は、同社と平野氏に帰属しており、「『広瀬香美』の芸名を使用できません」と主張した。
一方、広瀬は28日に、自身のフェイスブックなどで独立を宣言。新たにホームページを立ち上げ、「今後ともご贔屓に、ますますの温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします」とコメントしていた。
同社は「石井麻美氏は、未だに『広瀬香美』の名を弊社に無断で使用して、芸能活動を行おうとしているようです」とした上で、「『広瀬香美』の名を使用した芸能活動の一切の禁止を求めるとともに、断固たる法的措置をとる所存であります」と断言。「広瀬-」名義での活動に対しては「これに加担した第三者に対しても、損害賠償請求の対象とすることを含め厳しい対応をとる所存でおります」と明記した。
また、同社は広瀬の旧公式サイトで、移籍について「弊社に事前の相談もなく、一方的な『独立宣言』を発表され弊社スタッフ一同、大変困惑しております」と猛反発。芸名について同様の主張を記し、「広瀬香美は本日を持ちまして、すべてのアーティスト活動を休止いたします。みなさま長きにわたりご声援いただきありがとうございました」と「広瀬香美」名を“封印”する意向を示した。
同社はデイリースポーツの取材に対し、「移籍」は広瀬が28日付で報告したフェイスブック記事で知ったとし、弁護士と対応を協議していると説明。協議内容は芸名の使用に限らず「全てを含みます」とし、今後状況をまとめて、近く説明の場を設けたいとした。