“紀州のドン・ファン”死去 遺体から覚醒剤 年の差婚の資産家・野崎幸助さん
和歌山県田辺市の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた酒類販売会社社長・野崎幸助さん(77)が24日夜、自宅で死亡しているのが見つかり、解剖の結果、体内から覚醒剤の成分が検出されたことが31日、捜査関係者への取材で分かった。県警は死亡の経緯や覚醒剤との因果関係を調べている。
捜査関係者などによると、24日午後10時半ごろ、田辺市の自宅寝室で野崎さんが倒れているのを妻が発見し、その後死亡が確認された。外傷はなかったが、解剖で体内から覚醒剤の成分が見つかった。県警は複数回にわたり自宅や会社を家宅捜索。関係者から事情を聴くなどして詳しい状況や死因を調べている。
野崎さんは2016年に自身の女性関係や半生を本に著し、「紀州のドン・ファン」としてテレビ出演などもしていた。著書では女性4000人に30億円貢いだと記しており、今年2月に55歳年下の元モデル女性と結婚したばかりだった。