広瀬香美の独立騒動 事務所側は話し合い希望「潰してやりたいとは思わない」
シンガー・ソングライターの広瀬香美(52)が5月21日付で、所属事務所「オフィスサーティー」とのマネジメント契約を終了し、「Muse Endeavor inc.」に所属すると発表したことについて、オフィスサーティー側が都内で代表取締役の平野ヨーイチ氏と、代理人弁護士が出席して会見を開いた。
5月27日に広瀬がフェイスブックで事務所移籍を表明したことをスタッフから聞いて知ったという平野社長は「こちらに報告というか、連絡もなく、一方的に発表して。フェイスブック上で出て、私たちも驚いたということなんです」と振り返った。オフィスサーティーに所属する前、別の事務所に広瀬が所属していた時に芸名の使用権が平野氏にあることを交わした書面が広瀬の署名入りであり、特に期限も定めていないことから今も「広瀬香美」という芸名の使用権が平野氏側にあると主張し、「芸名を使わせないということではなく、いったんフリーズしましょう。ちゃんと話し合いましょうという意思表示です」と説明した。
現段階は代理人弁護士を通じた話し合いでの決着を望んでいる。平野氏は、アーティストとしての彼女を「潰してやりたいと思っているわけではない」とも訴えた。「100%は無理だと思うので、いくらか私の要求を聞いてください。もう1回一緒にやろうよというのであれば、まったく拒む理由もないです」と語った。
平野氏は、近年の広瀬の楽曲セールスや観客動員について、「ご存じの通りここ(最近)大きなヒットが出ておりません。このままでは自分としても、アーティスト生命が終わってしまうという心配がある。コンサートをやっても全てが満員にはならない」という心配を抱えていたことも語った。