藤井七段 棋王戦も本戦入り…七段昇段後初対局で勝利

 関西囲碁将棋記者クラブ賞の表彰状を受け取った藤井聡太七段=関西将棋会館
対局を行う藤井聡太七段(右)と中村亮介六段=大阪・関西将棋会館
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 最年少棋士の藤井聡太七段(15)が1日、大阪市の関西将棋会館で行われた棋王戦予選決勝で中村亮介六段(32)を95手で破り、同棋戦の本戦入りを決めた。5月18日の七段昇段後、初の公式戦を白星で飾った。

 本戦初戦では、昨年、初対局で敗れていた菅井竜也王位(26)と再び対局する。藤井七段は「以前は完敗だったので、成長した部分を見せられれば」と話し、「タイトルホルダーと対戦できるのは特別。自分も全力を尽くしたい」と決意。前期は初戦で敗退したが、「今期も初戦から大変な強敵ですが、前期より上を目指して頑張っていきたい」と健闘を誓った。

 また、対局後には関西囲碁将棋記者クラブ賞の特別賞が贈呈され、「今年度は昨年度以上に成長したところをお見せできれば」と語った。藤井七段は、5月に行われた同賞の贈呈式を学業優先のため欠席していた。

 高校に進学して以降、年度成績は6勝0敗。連勝記録も「6」に伸ばした。次回は5日に、竜王戦の予選にあたる「ランキング戦」5組の決勝で石田直裕五段(29)と対局する。

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