吉本新喜劇・吉田裕が仕事復帰 肝膿瘍手術、すち子が手加減無用の「乳首ドリル」
肝膿瘍(のうよう)の治療で休業していた吉本新喜劇の吉田裕(39)が1日、和歌山市内で行われた「吉本新喜劇全国ツアー2018 和歌山公演」で2カ月ぶりに復帰し、元気な姿を見せた。
おなじみの黄色いヤクザスーツ姿で登場すると、客席の子供たちから歓声がわいた。すっちー演じる「すち子」との掛け合いで人気ギャグ「乳首ドリル」を全力で披露し始めた。しかしすち子が突然、吉田の体をたたく手を休め「ちょっと痩せた?」と尋ねると、吉田は恥ずかしそうに「肝臓にウミがわいたんや。結構大変。ビックリしたわ」と説明した。
すち子が「たたいたら悪いわ。まだ本調子でないんかな」と手加減しようとしたが、吉田は「いらんこと言わんでええ!こっちは本調子で来てんねん!」と全快をアピール。吉田のへそ付近を棒で指して「これも気になる」と手術跡を指摘するすち子に、吉田は「肝臓に管を通してね…って、そんなとこ見んでええねん!」と、気遣い無用とばかりにツッコんだ。
すち子が指摘するように、吉田は少し痩せた様子だったが、声量や動きは手術前と変わらず。病気を明るくネタにしながら、2カ月ぶりの舞台で爆笑を起こした。
舞台を終えたすち子は「手加減ナシでいきました」と掛け合いを振り返った。吉田も、ドリルがいつもより長かったと話し「抑え目に来てくれるのかなと思ったら全力でした」と振り返った。妻で吉本新喜劇女優の前田真希からは「無理せんと、アカンかったらアカンっていいや」と心配されていたという。
吉田は肝臓付近に痛みを訴え、4月10日に大阪市内の病院で検査。その結果、肝臓に膿がたまり炎症を起こす肝膿瘍と診断され入院し、翌11日に手術を受けた。その後も治療を行い、5月16日に退院していた。