広瀬香美 所属事務所に反論 一方的独立宣言ではない 弁護士間で話し合いへ
独立騒動の渦中にいるシンガー・ソングライターの広瀬香美(52)の代理人が4日、報道各社にFAXを送り、騒動についての広瀬側の見解を発表した。
1日に代表取締役の平野ヨーイチ氏(63)が会見した所属事務所「オフィスサーティー」の主張に反論するなど、認識の違いが浮き彫りに。一方、話し合いにより解決を目指すことも明記。関係者によると、今月中に騒動発覚後初となる、弁護士同士での話し合いの場が持たれるという。
騒動は、広瀬が5月28日にSNS上で「オフィスサーティー」との契約を終了したと発表したことで表面化した。同社の平野氏が6月1日に会見し、会社の代表を代わりたいと主張する広瀬と今年2月から4回に渡って話し合いをしてきたが平行線をたどり、5月21日付で突然、マネジメント契約の終了を突きつけられた、と説明していた。
この日FAXで送られた書面では、話し合いの途上だったとするオフィスサーティーに対し、広瀬サイドは「双方の感情のすれ違い等により、話し合いが困難な状況となり、アーティスト活動にも支障が生じるようになったことから、やむを得ず、アーティスト活動に関する一切の契約を解除する旨の通知を送付した上で、独立するに至った次第」と説明。話し合いができないがために、事前に通知した上で仕方なく独立したと弁明。「オフィスサーティーの述べているような、『事前の相談もなく、一方的な「独立宣言」を発表』したとの事実はございません」と反論した。
代表権についての話し合いはしていたが、独立の事前相談はなかったと話した平野氏サイドと、受け取り方が全くくい違っている。
とはいえ、「広瀬香美としては、引き続き話し合いを通じた本件の解決に向け、誠実に対応して参りたいと考えております」ともつづっており、全面戦争のスタンスではない。広瀬香美名義での活動の凍結を求めるオフィスサーティー側も対話を希望しており、双方の思惑は一致している。関係者によると、今月中に弁護士間で話し合いをする方向で調整中という。