藤井七段 竜王戦も本戦入り「さらに上を目指せれば」…本戦初戦は都成五段と
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最年少棋士の藤井聡太七段(15)が5日、大阪市の関西将棋会館で行われた竜王戦5組ランキング戦決勝で石田直裕五段(29)を96手で破り、本戦にあたる「決勝トーナメント」への進出を決めた。5組で優勝を果たし、賞金155万円を獲得した。
終盤には互いに攻め合う展開となったが、藤井七段が勝利し、2年連続での本戦入りを決めた。昨期は本戦2回戦で敗れ、デビュー以来の連勝が29でストップしていた。藤井七段は「前期の経験を生かして戦いたい。さらに上を目指せれば」と雪辱を誓った。
6月下旬にも行われると見られる本戦の初戦では都成竜馬五段(28)と対局する。現在、王座戦ではベスト8、棋王戦も本戦入りを決めており、最年少タイトル記録の更新への期待も高まっている。