ＮＨＫが７日、都内の同局放送センターで定例の会長会見を開いた。ＮＥＷＳの小山慶一郎（３４）、加藤シゲアキ（３０）の２人が未成年との飲酒により、所属するジャニーズ事務所から処分を受けたことについて、元ＴＯＫＩＯの山口達也氏に続く同事務所からの不祥事に、ＮＨＫ編成局計画管理部の山内昌彦部長が「非常に残念」と感想を語った。ＮＥＷＳはグループとしてＢＳプレミアムで放送中の「ザ少年倶楽部　プレミアム」（第３金曜、後６時）のＭＣを担当している。

　次回が６月１５日に予定されている「ザ少年倶楽部　プレミアム」の処遇については「現在検討を進めている」とした上で、山内部長は「番組を支えていただく出演者として、起用させていただいている方がこういった形になるのは、非常に残念なところではあります」と感想を語った。今後の対応についても、従来から行っている出演者との契約で、法令に触れる行為、公序良俗に反する行為、ＮＨＫの信用を毀損する行為をしないよう求めていくことで対応するとした。

　また、山口氏が司会を担当していたＥテレの番組「Ｒの法則」が打ち切られたことを受け、ＮＨＫは損害賠償請求を検討することを示していたが、上田良一会長は、「内部で精査を進めているところです」とした。後継番組については、山内部長が「どのような番組にしていくか、いつから放送していけるかについてはまさに今、現場で詰めているというか検討している段階なので、皆さまにお伝えできる段階になりましたらお伝えしたい」と語るにとどめた。