紀州のドン・ファン 愛犬死後は涙ながらに供養の手配 慰霊の神社関係者明かす
5月24日に自宅で死亡した“紀州のドン・ファン”こと資産家の野崎幸助さん(77)が5月上旬に愛犬を亡くした際に、取り乱した様子で供養の手配を行っていたことが9日、分かった。和歌山県内の神社関係者が、取材に応じ、野崎さんの様子を明かした。
関係者によると5月8日に、死亡した愛犬・イブを野崎さん宅の庭で慰霊した。野崎さんからは、愛犬が亡くなって間もない6日に電話があったという。当初は「葬式をしてほしい」との連絡で、いったんは断ったという。関係者は「取り乱しているような感じだった。電話口で泣かれているようで」と振り返った。
その後「慰霊」という形で愛犬の供養を行い、宮司らの他、野崎さん夫妻、野崎さんの会社関係者と見られる人物3名も参加したという。当日の野崎さんは「かわいがっていた愛犬が亡くなって悲しいだろうけど、落ち着いているようだった」(関係者)と気丈に振る舞っていたという。
野崎さんは同神社に一時期、頻繁に参拝に訪れていた時期もあったという。関係者は「愛犬をつれて、朝方にいらしていたようです」と語った。1月には55歳下の妻らと結婚式の申請書を受け取りに同所を訪れ、3月中の挙式の準備を進めていた。ところが、2月末頃にキャンセルする旨の電話があったといいう。関係者は、健康上の不安があったかどうかなどは分からないとした。