膀胱がんでステージ4 竹原慎二が受けた「東大病院2例目」の最先端手術とは
ボクシングの元WBA世界ミドル級王者でタレントの竹原慎二(46)が10日、カンテレで放送された「マルコポロリ!」に出演。4年前に膀胱(ぼうこう)がんでステージ4と診断され、膀胱を摘出し、小腸で代用する手術を受けたことについて語った。
竹原は2014年2月、膀胱癌でステージ4と診断された。膀胱を全摘出するしか方法がないと言われ、温存の道を探るべく、セカンドオピニオン、サードオピニオンを受けたが、断念。抗がん剤治療の後、14年6月25日にがんに侵された膀胱の摘出手術を受けた。
受けたのは、東大病院でも2例目という、最先端手術。手術支援ロボット「ダビンチ」を使い、患部の立体映像を見ながら遠隔操作でアームを動かすハイテク手術だった。
膀胱を摘出し、代わりに小腸で“新膀胱”を作るというもので、当時、保険適用外。手術費用は高かったが、無事に成功。手術の数か月後には「徐々に(尿が新膀胱に)溜まるようになって、今じゃ500mlぐらい溜まるようになった」という。
代用の“新膀胱”では「尿意が全くない」ため、自発的にトイレに行き、排尿するなど、気をつけているという。ただ、通常の膀胱と違い、普通にしても尿が出ないため、「腹圧で(尿を)出さないと出ない。それがつらいです」と説明していた。