北川悦吏子氏、本当は「ロングバケーション」じゃなかった?タイトル巡る攻防明かす
脚本家の北川悦吏子氏が15日、ツイッターを更新し、代表作でもある96年に放送されたフジテレビ系月9ドラマ「ロングバケーション」は、実は別のタイトルに決まりかけていたという裏話を披露した。
北川氏はドラマを手掛ける際の、プロデューサーとのやり取りを振り返るツイートを連続で更新。ファーストシーンを延々と語る人や、登場人物の名前を押しつけてくる人がいると聞いたこともあったという。「私の持論を言えば、オリジナルでホンを書くのって、ほんとーーーっに、大変で辛いので、オイシイとこだって取っていくのはやめてあげてほしいんです」と訴えた。
そんな北川氏は、タイトルに関して、プロデューサーとの“攻防”があったようで、「『愛してると言ってくれ』は『愛ある限り』はどう?と言われ、『ロングバケーション』は『星に願いを』に決まりかけていました」と当時の裏話を披露。「いつも、ニコニコかわして、粘りました。いや、顔に出てたかな?粘ってもダメだったことももちろんあります」と、駆け引きがあったと明かした。
当時は「ロングバケーション」というタイトルは「誰も賛成しませんでした。『わけわかんない。年上の女、とかわかりやすくない?』とガチで言うひともいました」と、まさかのタイトルも公表。
「でも、決まる時は、やはり守る人がいた気がします。『ロングバケーション』は亀山さんが守りました」と、当時のプロデューサーだったフジテレビの亀山千広氏が味方になってくれたと明かしていた。
そんな「ロングバケーション」を彷彿とさせるシーンが15日のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の中に登場し、ファンを沸かせていた。