【AKB担当の総括】“本体”第1党死守もニューヒロイン育成が急務
「第10回AKB48グループ世界選抜総選挙」(16日、ナゴヤドーム)
AKB48グループの「第10回世界選抜総選挙」の開票イベントが16日、名古屋市のナゴヤドームで行われ、SKE48の松井珠理奈(21)が10回目の出馬で初めて1位を獲得した。2位にも須田亜香里(26)が入り、SKEが1、2位を独占。初めて総選挙に参加した海外姉妹グループ勢では、BNK48のチャープラン(22)が39位に、ミュージック(17)が72位にランクインした。
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区切りとなる第10回の総選挙は、地元・名古屋を拠点とするSKE48がワンツーフィニッシュを実現。また11位の惣田紗莉渚(25)は、史上初となる速報圏外からの選抜入りを果たすなど、SKE旋風が吹き荒れた。
確かに地元効果は少なからずあったと思われる。だが一方で、上位4人を姉妹グループに占められた“本体”のAKB48は苦境に陥っていると言えるだろう。巻き返すためには、ニューヒロインの育成が急務となる。
今回は史上初めて「世界選抜」と銘打ち、海外姉妹グループの出馬も受け入れた。最大勢力とみられたインドネシア・ジャカルタのJKT48が日程上の問題で出馬できなかったのは残念だが、BNKから2人がランクインしており、一定の意味を果たしたことは間違いない。来年はインド・ムンバイのMUM48など、人口が多い国のグループも参加してくれば、混戦に拍車を掛けることになるだろう。(AKB担当・福島大輔)