松井珠理奈「真の世界チャンピオンに」 来年AKB総選挙海外開催提案
16日に開票イベントが行われたAKB48グループの「第10回世界選抜総選挙」で、初の1位を獲得したSKE48・松井珠理奈(21)が17日、名古屋市のナゴヤドームで一夜明け会見を行った。総選挙前の3日間は睡眠と食事を取らず、過酷な状況で本番に挑んだことを告白。来年に向けて、「真の世界チャンピオンになりたい」と強い意気込みを示した。
大本命による力通りの圧勝に見えた総選挙も、松井にとっては命を削るような戦いだった。戴冠から一夜明け、ナゴヤドームで取材に応じた松井は、イベントを終えた前夜のことを「覚えてない」と笑いながら振り返った。
気丈にパフォーマンスを行ってはいたが、体は限界を迎えていた。開票前3日間は、睡眠も食事も取らなかったといい、「ファンの方が寝ずに投票して下さってるのに、私が寝てられないですもん」と、応援してくれるファンの思いを背負って過ごした。
最高の形で報われたが、倒れる寸前だったため、来場していた母親にも「そんな姿は見せられないから」と、あえて会わなかった。4日ぶりに名古屋名物ひつまぶしで食事を取ったという。
一夜が明け、勝利の喜びに浸るのかと思いきや、松井の目はすでに来年を見据えていた。この日の服装のコンセプトは「世界チャンピオン」。敬愛するプロレスラーでIWGPヘビー級王者のケニー・オメガ(34)のキャップにサングラスという、レスラー仕様のファッションで、「来年、真の世界チャンピオンになるために、この格好にしました」とこだわりを示した。
来年の選挙については「ジャカルタ(JKT48)が強いのはわかる。ツイッターのフォロワー数もすごいし」と、今回参加できなかった海外姉妹グループを警戒。その上で「来年の総選挙は世界でやるべき。私たちが世界に行かないと。世界に48グループを広げたいなら、こっちに呼んじゃダメですよ」と開票イベントの海外開催を提案し、本格的な世界進出を宣言していた。