Ｗ杯サッカー日本代表の勝利に１９日夜、列島が酔いしれた。東京・渋谷のスクランブル交差点には、サポーターが大挙集結し、お祭り騒ぎを繰り広げた。また、各地のパブリックビューイング（ＰＶ）も熱戦に大盛り上がり。東京・台場のＰＶ会場には元イングランド代表のデービッド・ベッカム氏（４３）が登場した。

　東京・台場のＰＶ会場には、２１００人のサポーターが集結した。

　開始早々にＭＦ香川のＰＫで先制すると、早くもお祭り騒ぎ。終了間際に追いつかれた際にはため息が漏れたが、２大会ぶりの勝利を収めると、サポーター同士で抱き合い、飛び跳ねて感激を分かち合った。千葉県から仲間３人で訪れた男性（２９）は「まさか今日勝ってくれるなんて…。これで予選突破は間違いない！」と歓喜。仕事帰りで訪れた女性（２６）は「今日はこれから祝杯です！明日の仕事？知らない！」とハイテンションだった。

　ハーフタイムには、元イングランド代表ＭＦ、デビッド・ベッカム氏がサプライズで登場。トレードマークのタトゥーを首や腕にのぞかせながら、「日本の初戦という大事な夜に、この東京に居られることが光栄だと思っています」と笑顔。ボールにサインを入れ、客席に向かって“黄金の右足”で蹴り込むサービスも見せた。