モー娘。尾形春水が卒業 芸能界引退、学業専念 同期のエールに感涙「幸せ」
モーニング娘。’18の尾形春水(=はるな、19)が20日、東京・日本武道館で行われた「モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー2018春~We are MORNING MUSUME。~ファイナル 尾形春水卒業スペシャル」でグループ及びハロー!プロジェクトを卒業した。3年9カ月間のアイドル生活に別れを告げた尾形は芸能界を引退する。短大在学中で、今後は学業に専念する。
14年9月に牧野真莉愛(17)らとともに12期生として加入した尾形はセレモニーで、「はーちん」コールを送ってくれた満員の1万人のファンへ「モーニング娘。として過ごした日々は、一生忘れることのない宝物です」と手紙を読み上げた。礼儀や人間関係を学んだといい、「自分なりに精いっぱい向き合って、ここで得たことは、今後の人生にも生かしていきたいです」とした。その後、ソロで「私らしく明るい、幸せな曲で終わりたい」と、「涙が止まらない放課後」を披露した。
別れの言葉を送ったメンバーが涙する中、笑顔をキープしていた尾形だったが、最後に同期の野中美希(18)、牧野真莉愛(17)、羽賀朱音(16)の3人になると、我慢できなかった。牧野からは「ずっと居て欲しかった」と言われ、羽賀からは「はーちん以上のかけがえのない人はいない。これからも相談させて下さい」と頼られ、感涙。最後に「大好きなメンバー、ファンの人に囲まれて幸せ」と笑顔であいさつした。
また、来年の卒業が決まっているハロプロのリーダー、アンジュルム・和田彩花(23)がサプライズで登場。花束を贈られ、「新しい道でもはーちんの優しい笑顔で歩んでほしいなと思います」という手紙を受け取った。
尾形は高校3年生だった昨年、4年制大学の受験に失敗した。その後も活動しながら勉強を続け、今年は4年制大学・短期大学を受験。結果、短大への進学が決まった。本人と親を交えて事務所側と今後の活動について会談。両立が困難であること、短大の課程を修了後、4年制大学へ編入したいという本人の強い意志を尊重し、卒業の結論に至った。
大阪出身の尾形は阪神ファンで、特技のフィギュアスケートは5~14歳まで習い、関大のリンクでバンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔氏や、タレント・織田信成からアドバイスを受けていた。