視聴率半端ないって!! W杯“サランスクの奇跡”瞬間最高55・4%

 後半、ヘディングでシュートを放つ大迫=19日
 コロンビアに勝利し、原口(手前)と抱き合う香川(中央奥)ら日本代表イレブン=19日
2枚

 19日夜にNHK総合が生中継した、サッカーW杯「日本-コロンビア」の視聴率が、関東地区で平均48・7%(後半)、瞬間最高55・4%を記録したことが20日、分かった。日本代表が劣勢の予想をはね返し、W杯史上初めて、アジア勢が南米勢を撃破した歴史的勝利。列島の“半端ない”熱狂ぶりを数字で見せつけた。今世紀の全テレビ番組の視聴率でもトップ10入りし、W杯中継が別格のキラーコンテンツであることを証明。NHKは「現在の環境の中で驚異的な数字」と評した。

 日本代表の金星を告げるホイッスルが鳴るまで、全くピッチから目を離すことができなかった劇的試合。視聴率も「半端ないって~」と驚く数字が飛び出した。

 中継の平均視聴率は、前半42・8%、後半48・7%をマーク。日本の勝利が決まった試合終了時(午後10時52~53分)に瞬間最高55・4%まで上昇した。

 平均視聴率48・7%は過去10年間に放送された全テレビ番組で、10年・W杯「決勝T 日本-パラグアイ」(57・3%)に次ぐ2位の記録となった。

 今世紀(01年以降)では、02年・W杯「日本-ロシア」(66・1%)を筆頭にW杯中継が独占するランキングの7位に。W杯中継以外で、唯一トップ10入りしている01年「紅白歌合戦」(48・5%)も上回った。

 試合は、劣勢が予想された日本が、前半6分、相手のハンドの反則(退場)で得たPKをMF香川真司(29)が決めて先制。前半39分に追いつかれて折り返すも、後半28分、途中出場したMF本田圭佑(32)のCKをFW大迫勇也(28)が頭で合わせて勝ち越し、コロンビアに勝利した。

 この日、NHKの木田幸紀放送総局長は定例会見で「50%を超えている時間もあり、視聴率としてすごい。現在の環境の中で驚異的な数字。テレビの力は、あなどるべからずだなと思いました」と述べた。

 なお関西地区は平均37・6%(前半)、44・1%(後半)。試合終了時に最高50・7%を記録した。(数字はビデオリサーチ日報に基づく本紙集計)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス