ダンプ松本、パチンコ依存症の壮絶過去 月25日通い100万円負けが30年…
女子プロレスラーのダンプ松本が21日、フジテレビ系「ノンストップ!」の単独取材に応じ、30年前から“パチンコ依存症”となった壮絶体験を吐露。多い時では月に100万円近く負けていたことや、ひと月に25日はパチンコ店に通った日々を明かした。
番組では、5月25日に「ギャンブル依存症対策基本法案」が衆院で可決したことを受け、ダンプに取材。ダンプは88年に現役を引退後、タレントとして活躍したが03年に現役復帰。だがその裏には重症とも言えるパチンコへの依存があった。
ダンプとパチンコの出会いは偶然だった。「練習生の時にマラソンコースにパチンコ屋さんがあって、暑いのとトイレに行きたいのとで寄っちゃった。300円あるからやってみる?ってやったらそしたら出ちゃったのよ。9000円ぐらいになって。これは(稼げて)いいじゃんとなった」とビギナーズラックがきっかけだったと明かした。
そこからパチンコ通いが始まり「1カ月に25日ぐらい行っていたと思う」と月のほとんどパチンコ店に通ったと述懐。目をつぶっても夢を見たり、時計で「1時11分」「3時33分」などの文字を見ると「やった、確変!ラッキー」などと、常にパチンコを意識する毎日に。
「1カ月に100万円は負けていた」とも振り返り、「それを30年以上やってるからマンション買えちゃうぐらいだと思う」と総額で負けた金額にも言及。だがそれほどはまっていたパチンコも、じょじょに「行くと疲れるようになった」と体調の変化を感じ始めたという。
更に母親から「パチンコ行ってないよね?」と聞かれ「行ってない」とウソをつくことにも罪悪感を感じ始めた。「これ以上使うと家賃を使っちゃう」というところまで来た時に、母親に「絶対辞める」と宣言。「その時にお母さんがすごい嬉しそうな顔をして…。パチンコやるお金があったらおいしいものを食べた方がいいもんねと嬉しそうな顔をしたので、絶対辞めようと」と、パチンコと決別できた理由を語っていた。
自分では依存症とは思っていなかったというが、周囲からは「絶対依存症だ」と言われ依存症だと気づいたとも明かしていた。