藤井七段 王座戦4強 最年少タイトル挑戦あと2

 将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(15)は22日、東京の将棋会館で指された第66期王座戦本戦トーナメントの準々決勝で深浦康市九段(46)を120手で破ってベスト4に進出、タイトル初挑戦まであと2勝とした。7月6日に行われる準決勝で、斎藤慎太郎七段(25)と対戦する。もう一方の準決勝は、渡辺明棋王(34)と永瀬拓矢七段(25)が対戦。準決勝も勝てば両者のどちらかとタイトル挑戦を懸けて戦う。

 藤井七段は「(タイトル初挑戦まであと2勝となり)意識しても仕方がない。ここまで来ることができたので、次の対局も全力を尽くしたい」と話した。

 タイトル挑戦の最年少記録は1989年、屋敷伸之九段(46)が達成した17歳10カ月。藤井七段は棋王戦と竜王戦も既に本戦入りしている。

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