将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(15)は29日、東京都渋谷区の将棋会館で指された八大タイトル戦の第31期竜王戦決勝トーナメント2回戦で増田康宏六段(20)に敗れて3回戦に進めず、同棋戦の敗退が決まった。羽生善治竜王(47)への挑戦はかなわなかった。
これでタイトル戦のうち、年内に挑戦者となる可能性があるのは王座戦、棋王戦となった。王座戦では本戦トーナメントのベスト4に進出しており、挑戦権獲得まであと2勝に迫っている。
増田六段は昨年6月、歴代最多の29連勝を達成した時の相手で、今回が2度目の対戦だった。