中村福助 9月に脳内出血から4年10カ月ぶり復帰「幸せで胸が一杯」

 歌舞伎俳優・中村福助が9月の東京・歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」で復帰することが3日、松竹から発表された。福助は2013年11月に脳内出血で舞台を途中降板し、療養していた。

 福助はこの日、報道各社に送付した書面で「私は脳出血の後遺症のため数年間リハビリ、トレーニングに励んで参りましたが、この度、松竹株式会社のお勧めによりまして『秀山祭九月大歌舞伎』にて復帰させていただく運びとなりました」と経緯を説明。

 「再び歌舞伎座の舞台に立てる喜びをかみしめております。幸せで胸が一杯でございます」と心境をつづり、「まだ万全では御座いませんが、今自分が出来ますことを精一杯務めて参る所存で御座います」と、決意を表明している。

 福助は歌舞伎の大名跡である七代目中村歌右衛門を2014年に襲名することが13年9月4日に発表されたが、同11月13日、東京・歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」を高血圧による体調不良で休演し、同11月19日に降板が決定。同12月6日、「脳内出血による筋力低下」との診断を受けたことが発表され、歌右衛門襲名は延期された。

 14年4月には弟の中村橋之助(現芝翫)が、福助の退院と自宅からリハビリのために通院していることを公表。17年6月には姉の舞踊家・中村梅彌が、リハビリに励む近況を報告していた。

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