落語家の桂歌丸さんが慢性閉塞性肺疾患のため、２日に８１歳で亡くなったことを受け、歌丸さんの地元・横浜市南区にある横浜橋商店街には３日、献花台が設けられ、多くの人が、優しく親しみやすかった歌丸さんを偲び、手を合わせた。

　商店街のアーケードには「歌丸師匠、本当にありがとう」と書かれた横断幕が掲げられ、音楽の代わりに歌丸さんの落語も流された。

　献花台の近くにある青果店を営む６０代の女性は、「朝からひっきりなしに大勢が献花に来ていた。行列ができていた」と語り、「去年、（歌丸さんを）商店街で見たときはしっかり歩いていたのに、本当に残念です」と悔やんだ。

　なお、遺体が安置されているとみられる葬儀場にはマスコミが集まったが、関係者や弔問客などによる対応はなく、歌丸さんの自宅も、一日中ひっそりとしていた。