舘ひろし 子供番組の歌引き受けた理由…宇崎竜童&阿木燿子
俳優の舘ひろし(68)が4日、13年ぶりのシングルとなる「ビバ!ビバ!バンビーナ」(9月19日発売)の公開レコーディングを都内で行った。
CS放送・銀河チャンネルの子供番組「パニパニパイナ!」(15日スタート。日曜、前7・00)のエンディング曲となり、作詞・作曲は阿木燿子(72)、宇崎竜童(72)が夫妻で担当。2人から初めて楽曲の提供を受けた舘は「子供番組の歌と聞いて、歌う気なかったら、『宇崎さんと阿木さんがお書きになったらどうだ?』と言われた。2人の作品なら断る理由がまったくないんで、喜んでやらせてもらった」と明かした。
舘らしいムーディーな曲調から、リズミカルに変わる曲。来場した宇崎は「曲の依頼を受けて、たくさん持ってる舘ひろしのアルバムを聞き直した。色っぽい声をどうサウンドにしたらいいかと。(完成した曲は)ワンフレーズが3分くらいでできあがった。メロディーを作っていたら、阿木が来て『これでいいんじゃない』って。阿木が決めた」と告白。阿木が「このメロディーなら詞が書けると思った。赤ちゃんに、時間があるんだから頑張れよというメッセージのよう」と明かすと、舘は「オレみたいになんなよってこと」と笑った。
レコーディングには、5~7歳の女児6人による『フェアリーダンサーズ』が帯同した。背中に羽をつけてかわいらしく踊るのに合わせ、舘も即興で振り付け。セリフ覚えとレコーディングで声は不調だったが、目を細めながら歌い上げた。子供番組のテーマについては「(70年に「老人と子供のポルカ」がヒットした)左卜全さんになったみたい」といい、フェアリー-とのユニット名を聞かれると「妖精と元締め」と即答して笑わせた。
七夕の願いを当初は「ここ(公の場)で言うとまずいこと」としたが、「この曲が売れて欲しい?」という“アシスト”に「もちろん!それを願いごとにしましょう」と乗っかった。それでも、12年以来、6年ぶりの紅白歌合戦出場はまだ頭にない様子で「歌番組に出ることを考えるとドキドキするんで」と控えめに返した。