福山雅治 NHK高校野球テーマソングのタイトルは「甲子園」…支え合うことを込めた
NHKは5日、今夏に全国高校野球選手権大会が第100回の記念大会を迎えることを機に、歌手・福山雅治(49)が同局の高校野球放送のテーマソングとして書き下ろす曲のタイトルが「甲子園」と決まったことを明らかにした。同局の上田良一会長は同日の定例会見で同じ長崎県出身であることを明かし、「素晴らしい俳優さん」と福山をたたえた。
同局のホームページには、福山がギターを抱え、甲子園球場のアルプス席と思われる場所で歌い上げる動画を掲載。福山は曲に込めた思いについて、「自分よりも自分以外のだれかを生かすプレーが高校野球にはとても多いと思います。送りバントとか。できることに専念して、できないことを補いあい、支え合う。この仲間感と、つないでいく感じ。支え合うことが100年前から続いてきた『つながり』が、100年後も続いていってほしいと願いを込めました」などと語った。
NHKが高校野球のテーマ曲を設けるのは初めて。今夏以降も、高校野球中継や関連番組、スポーツニュースなどで使用し、長く親しまれ、歌い継がれる楽曲を目指す。福山に制作を依頼した経緯について同局は「NHKが大切にしているふるさとや、家族を思う心、このテーマが福山さんの活動と合致しました」と説明していた。