ハンド肘打ち問題で「サンジャポ」出演者提言「TVでやること?」「学校同士で話しを」
ハンドボール男子の全国高校総体大阪府予選決勝で、大体大浪商の選手の肘が桃山学院の選手の胸付近に当たるラフプレーがあった問題を8日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」が取り上げた。出演者からは、「テレビでやることか?とは思います」、「学校同士で話をすればいいような気がする」と、社会問題化する風潮に疑問を呈する声が相次いだ。
日大アメフット部の悪質なタックル問題の影響、反響が大きかったこともあってか、以後も高校バスケットボールでの事案など、学校・学生スポーツのラフプレー、粗暴な行為がネット上に投稿され、話題になるというケースが出てきている。今回のハンドボールの事案も同様だった。
テレビプロデューサー、タレントのデーブ・スペクターは「ラフプレーがあるんですよ。当然。いろんなスポーツ」と各種目・競技ごとで、ある程度はつきものだとコメント。「だったら、それなりのすぐ退場とか。5分間退場とかやれば一番いいんですよ」などと各競技のルールで裁くべきだと指摘した。
お笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄は「今は手軽に動画も撮れるし、それをアップできるという世の中やから、こういうワンプレーもこういうふうに世の中で拡散されるということで、モラルが高まる可能性はある」と語った。その上で、「ただ、ここまでVTRをつくって、フリップをつくってるところで言うのはあれですが」と制作陣を気遣いつつ、「テレビでやることか?とは思いますね」と思いを述べた。
演出家でタレントのテリー伊藤も、高校での話題であることに着目し「学校同士で話しをすればいいような気がする。俺たちがとやかく言うような問題じゃないよね」と口を開いた。「日大の件があったから、それも引きずっている。話題づくりみたいになっちゃってるじゃないですか。僕らも、お前達でとっとと自分たちで解決しろよぐらいのノリの方がいいよね」と当事者間で解決すべき問題であるとした。