元吉本の経歴複雑コンビが優勝…ABCお笑いGP 優勝者間違い宣告も発生
芸歴10年以内の若手芸人の登竜門レース「第39回ABCお笑いグランプリ」の決勝戦が8日、大阪市内で行われ、結成4年目のファイヤーサンダーが優勝した。
藤田崇之(30)と崎山祐(27)のコンビで、3年前に吉本興業を辞めて大阪から東京に移り、フリーで活動。現在はワタナベエンターテインメント所属で、2人は「拾ってくれた事務所に恩返しできました」と感謝した。
藤田は、お笑いコンビ・さらば青春の光の東ブクロ(32)がいとこ(母親の妹の息子)であることを明かし「我が一族に優勝旗を持って帰ることができます」と喜んだ。
また崎山は吉本時代、この日の決勝を戦った、お笑いコンビ・さや香の新山士彦(26)とコンビを組んでいた時期もあり、「きょう勝てたことがうれしいです」と語った。
同レースは過去にダウンタウン、ナインティナイン、中川家らを輩出。関西の若手芸人の登竜門として開催され、2012年から出場資格を全国に拡大した。これまで吉本興業と松竹芸能所属の芸人が優勝を独占してきた。
優勝決定時には司会の藤井隆が「優勝は蛙亭!」と別のコンビを間違えて宣告してしまうハプニングが発生。どういう反応をしていいか分からず困ったという藤田は「後で楽屋に来てもらいます」とニヤリと抗議していた。