桂歌丸さん通夜 米丸、好楽ら参列 大好きだった緑の着物で棺に眠る

 2日に慢性閉塞(へいそく)性肺疾患のため81歳で亡くなった、落語家で落語芸術協会会長の桂歌丸(本名・椎名巌=しいな・いわお)さんの通夜が9日、横浜市内の斎場で、家族葬として営まれた。桂米丸(93)、ヨネスケこと桂米助(70)、三遊亭好楽(71)、桂文枝(74)ら70人が参列。大好きだった緑色の着物で歌丸さんが眠る棺には、扇子や手ぬぐいなどの商売道具や、趣味で使用していた釣りざおなどが納められる予定だという。

 法名は「眞藝院釋歌丸(しんげいいんしゃくかがん)」。1964年から親しまれてきた芸名に、長年にわたって芸事に真摯に向き合い続けたことと、横浜市内の真金町で生まれ育ったことから、『藝』と『眞』の文字が入った。

 11日に横浜・妙蓮寺で営まれる告別式では、桂米丸、落語協会会長の柳亭市馬(56)、林家木久扇(80)が弔辞を読み、三遊亭小遊三(71)と歌舞伎俳優の中村吉右衛門(74)が知人代表であいさつすることが決まった。

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