梅野&中谷 ジャケ写デビュー 虎史上初!撮り下ろし 2人の登場曲CD 11日発売
阪神の梅野隆太郎捕手(27)と中谷将大外野手(25)の登場曲が11日にCD発売される。梅野と同じ福岡大学出身のBigfumi(25)が歌う両A面シングル「Life」「Trust」で、2人はCDジャケットにも登場。選手の撮り下ろし写真がCDに使用されるのは球団史上初めてとなる。
ジャケット撮影は、今年2月、沖縄・宜野座キャンプ中に行われた。Bigfumiによると、「ファンの方もなかなかこういう写真見れないと思うので」と笑顔で肩を組む写真がジャケットに、ビーチを歩くリラックスした写真が“裏ジャケット”に採用された。
阪神では、藤川球児投手(37)がテーマ曲で使用するLINDBERGの「every little thing every precious thing」が2007年8月に再発売された際、藤川の投球写真がジャケットに使用された例があるが、撮り下ろしの写真は初めて。
球団史上歴史的な“ジャケ写デビュー”となったが、当の梅野はその事実を知らず、「えっ!?」と驚き。「もっと一流の選手ならよかったんですが、まだまだなので」と気を引き締め、「僕もこれをきっかけに、刺激をもらいながら頑張りたい。少しでも一流と呼ばれる選手に近づけるように。プロ野球選手として、どしっと構えて野球ができるように。必ず優勝できる捕手になりたいと思います」と誓った。
Bigfumiは福岡大レスリング部出身。高3の時に国体3位の成績を収め、特別推薦で入学したが、人間関係に苦しみ、1年で退部、退寮。大学も3年で中退した。先輩である梅野とは大学の寮が同じで、部は違えど、かわいがってもらったという。
14年のドラフト4位で阪神に入団した梅野から連絡があったのは16年のシーズン後。「『Life』って曲が好きだから、元気が出る曲作ってくれ」と依頼された。新たに制作したが、「やっぱり『Life』がいい」と17年から登場曲に使用してくれたという。
梅野の福岡工大城東高の後輩、中谷からは18年の登場曲を頼まれ、「信じる(trust)ことがパワーにつながる」という思いを込めた。阪神を背負う2人の両A面シングルについて、Bigfumiは「この曲が励みになっていってくれたらうれしいです」と笑顔で語った。