渡辺徹、石原裕次郎さんの仰天エピ明かす 豪邸を「やるから住め!」
俳優の渡辺徹(57)が11日、NHK総合の生番組「ごごナマ」に出演し、出世作「太陽にほえろ!」で共演した昭和の大スター、故石原裕次郎さんの豪快すぎるエピソードを明かした。
大ヒット刑事ドラマ「太陽にほえろ!」で、裕次郎さんは主人公の「ボス」、渡辺は新人刑事「ラガー」を演じた。
裕次郎さんは当時、「都内の高級住宅地に、それこそプールのついてるような大きい家に」住んでいた。「玄関先の上がりがまちのところで生活」できるほどの豪邸だったが、「新しいところに新築」し、引っ越すことになったという。
「徹、お前はどういうところに住んでいるんだ?」と裕次郎さんに聞かれた渡辺は「アパートの三階です」と答えると、裕次郎さんは「そうか、あそこ空くからお前住め!お前いいから、やるから住め!そのかわり、いろいろかかるのは自分でやれよ」と、豪邸を渡辺にプレゼントすると言い出したという。
「ボスはウソつかない人ですから、エーッ!と思って舞い上がった」渡辺だが、当時の裕次郎さんの運転手が駆け寄ってきて「徹、やめといた方がいい。あそこ、電気代だけで月にウン百万かかるから」と忠告。新人で収入も少なかった渡辺は「やむなく断念」したという。
裕次郎さんの親切心から出た話だったが、渡辺は「こういっちゃあなんですけど、ボスはわれわれとは感覚が違うなと思うんですけど」と、苦笑しつつ振り返っていた。