歌丸さん「門外不出」ネタ帳など展示 遺影は国立演芸場での高座 「笑点」衣装も

 祭壇に飾られた桂歌丸さんの遺影=神奈川・妙蓮寺(撮影・開出牧)
 告別式の会場に並べられた桂歌丸さんの遺品=神奈川・妙蓮寺(撮影・開出牧)
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 2日に慢性閉塞(へいそく)性肺疾患のため81歳で死去した落語家の桂歌丸(本名・椎名巌=しいな・いわお)さんの告別式が11日、横浜市の妙蓮寺で行われた。師匠の桂米丸(93)、落語協会会長の柳亭市馬(56)、「笑点」の同僚・林家木久扇(80)が弔辞を読み、友人代表として歌舞伎俳優・中村吉右衛門(74)があいさつ。関係者1000人、ファン1500人の計2500人が参列し、長きにわたり大衆に愛された大落語家との最後の別れを惜しんだ。

 遺影には、2015年の8月に行われた国立演芸場での高座の写真が使用され、会場には歌丸さんの落語「つぼ算」と「井戸の茶碗」が流された。祭壇に隣接する部屋には、07年受章の旭日小綬章など、歌丸さんが大切にしていたものや、「笑点」での衣装、国立演芸場での写真パネルなど約50点を展示。歌丸さんが書いていた「ネタ帳」も展示されており、関係者は「これは門外不出だったもの。公開するのは初めてです」と話した。

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