プロテニスプレーヤーの松岡修造が１３日、ＮＨＫ「あさイチ」に生出演。昨年、ＴＢＳ系ドラマ「陸王」で初の俳優にチャレンジした裏話を披露。家中に共演の役所広司の写真を貼り、セリフを覚えたことを明かした。

　番組では、松岡自身が「皆さん、笑顔、元気、本気でいこう！あさイチならできる！」と書いた紙を破って登場。型破りな登場に華丸大吉も苦笑しきりだ。

　その後、「陸王」で共演した役所広司からコメントが届いていることを知らされると動揺。昨年、初めて俳優としてドラマ出演した際には、役所と会っても緊張しないように「家中に（役所の写真を）張って。お風呂からすべてに。（ドアを）開ける度に、セリフが始まっていく」と、必死にセリフを覚えたことを明かした。

　現役引退後、松岡は俳優業をやってみたいと父に相談したという。その時に父は「好きにしろ。ただお前が一番やれるのは何？それはテニスの指導だろう」と言われ、ジュニア育成などを中心に活動。「それが武器になった。それで２０年たっちゃった」といい、ようやく巡ってきたチャンスだった。

　「この話をうかがったとき、スケジュール的にも無理と思った。でも皆には、チャンスあるならチャンスをものにしろと言ってきたので、自分がしなくてどうするんだよと」と、引き受けたと振り返り、「やってよかった」と笑顔を見せていた。