野口五郎 親友・西城秀樹さんとの思い出に涙「今でもずっと秀樹がいるよう」
歌手の野口五郎(62)が13日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」に出演し、今年4月に63歳の若さで死去した親友の歌手・西城秀樹さんの思い出に涙した。
歌手・郷ひろみと合わせて「新・御三家」と称された野口と西城さんは、ライバルにして無二の親友だった。日本レコード大賞では1974年に西城さん、翌75年に野口が歌唱賞を受賞。76年には2人とも歌唱賞を受賞し、抱き合って喜んだ。
このVTRを見た野口はテーブルに突っ伏して涙。「まさか、このVTR、見せられると思わなかったな」とつぶやき、あふれる涙をぬぐった。
「最初に秀樹が取って、その時は僕が取ると思ったんですよ。秀樹がその時は気遣ってくれて。翌年、今度は僕が取って、何だろ?この物足りなさは、と思っちゃって。一緒に取った時の達成感っていうのは、2人で抱き合った瞬間だと思うんですね。これが達成感なんだなと思ったんだと思います」
野口は涙ながらに振り返り、「いつもいつも、今でもずっと秀樹がここにいるような感じがして、ずっと一緒だなと、僕は本当にそう思ってます。なかなか(そういう相手には)会えないですよね」と、西城さんへの思いを話した。
その後も、他人には楽曲提供しない野口が唯一、西城さんにだけ提供した「LOVE SONGを永遠に」の思い出を、涙ながらに披露。
亡くなる1カ月前に西城さんの妻から届いた手紙に「リハビリを週3日から5日に変えました。頑張ってます」と書いてあったことを泣きながら明かし、「あんなにすごい男はいませんでした。最後の最後まで、最期を迎えるまで心が折れなかった。そんな人間って聞いたことがありますか?それが全てですね。他にはいなかった人だと思います。すごい男です。歌手としてだけじゃなくて人として」「いつももっと一緒にいたいと思います」と、西城さんをたたえていた。