福山雅治&石田ゆり子 日仏米で織りなす切ない恋 大人のラブストーリー
歌手で俳優の福山雅治(49)が来秋公開予定の映画「マチネの終わりに」に主演し、女優の石田ゆり子(48)と“初共演”することが16日、分かった。
「マチネ-」は2016年に刊行された芥川賞作家・平野啓一郎氏(43)の同名小説が原作で初の映像化。日本、仏パリ、米ニューヨークを舞台に、クラシック・ギタリストの主人公(福山)と海外通信社所属の女性ジャーナリスト(石田)の切なく美しい大人のラブストーリーが描かれる。
映画は福山演じるクラシック・ギタリストの蒔野聡史と、石田演じる海外の通信社に勤務する小峰洋子の切ない恋を描く。
CMやバラエティーでの共演はあるものの、俳優としては初共演の2人。厳しい現実や社会問題に向き合い、「たった三度しか会わなかった人が、人生で誰よりも愛した存在」になるまでを演じ上げる。原作は純文学として異例の17万部を突破。監督は、福山主演のフジテレビ系「ガリレオ」シリーズなどを演出した西谷弘氏(56)が務める。
エレキ、アコースティックギターと違い、不慣れなクラシック・ギターの練習に余念がない福山は「恋愛する、恋愛しないに関わらず、どんな生き方も許容する現代において、『愛』とはどのような意味を持つのか?人が人を必要とするその時に名付けられる『愛』という感情。目には見えない無形の感情を、今作は可視化できるのではないかと感じています」と作品のパワーを感じ取った上で、「洋子そのものが身体に宿っておられるであろう石田さんと、蒔野聡史として向き合えるよう頑張ります」と熱演を誓った。
石田も「こんなふうに人を愛せたら…そんな気持ちで一気に読み終えた『マチネの終わりに』の映画化に参加できることに心震える想いです。福山雅治さんと共に、素晴らしい物語の中に生きることはこの上ない喜びです」と9月中旬からの撮影が待ち遠しそう。来秋、大人のラブストーリーに涙する女性が続出しそうだ。