桑田真澄氏 高校野球舞台で野球指導 「プロに負けない野球になる」
元プロ野球選手で野球評論家の桑田真澄氏(50)が17日、都内で、舞台「野球 飛行機雲のホームラン」の記者会見に出席した。
主演に安西慎太郎(24)を迎え、1944年の戦時中に「野球」に憧れを抱き、白球を追いかけた少年たちの青春模様を描く。野球監修として本作に関わる桑田は、「俳優の皆さんはしょうがないという気持ちでやると思っていたが、甲子園球児のようにやる気に満ちあふれていた」とキャストたちの野球に対する熱い思いに目を丸くしたという。
そんな俳優陣のために実際の球場で、キャッチボール、内野のゴロ捕球、フライ捕球、バッティング、サインの出し方などを直接指導。2日間という短い指導期間だったが、「初日教えたことが2日目にはできていてビックリした。プロに負けない野球になると思います」と自信たっぷりに語った。
全国高等学校野球選手権大会は今年で100回目を迎える。熱い夏を過ごす高校球児たちへ「グラウンドでやる野球と舞台の野球は違うけど、伝わってくる感動は同じ。野球は平和じゃないとできない。それを舞台を通して、感じ取ってもらえたら」とメッセージした。
舞台は、27日~8月5日は東京・サンシャイン劇場にて、8月25日~26日は大阪・梅田芸術劇場で公演される。