タレントの萩本欽一（７７）が１７日、デイリースポーツの取材に応じ、バラエティー番組「欽ドン！良い子悪い子普通の子」で共演した女優・生田悦子さんの訃報に「寂しいお話がきてしまった。悔しい。残念です。特別な感謝を言いたかった。どうしてこんなに早くにお亡くなりになったの…」と悲しみのコメントを寄せた。

　２人は１９８１年から８３年まで放送されたフジテレビ系「欽ドン！」で共演。当時は女優がお笑いをする時代ではなかったというが、「番組を綺麗にしてくれる」と出演を依頼。生田さんは番組で「よせなべトリオ」を結成、「良いＯＬ悪いＯＬ普通のＯＬ」の良いＯＬ役として活躍した。

　当時は、「何で私に声をかけたのよ」と突っこまれていた萩本は、「お声掛けしてごめんなさい。女優さんを汚してしまうという時代でＯＫしてもらえる時代でもないときだった」と振り返った。ただ、生田さんはアドリブの芝居だけでなく、踊りも一生懸命だったといい、「気楽にではなく、ものすごい量の稽古で頑張ってくれた」と在りし日の姿を懐かしんだ。