「よせなべトリオ」の2人も悲痛 松居「もう一度お会いしたかった」
1980年代に高視聴率を記録したバラエティー番組「欽ドン!良い子悪い子普通の子」などに出演した女優の生田悦子さんが15日に虚血性心不全により都内の病院で死去していたことが17日、分かった。71歳。生田さんは、女優がバラエティー番組でコントに挑戦する先駆けとなった。81~83年放送のフジ系「欽ドン!」に、松居直美(50)、小柳みゆき(現在は小柳友貴美=60)と3人で「良いOL悪いOL普通のOL」として出演。番組内で「よせなべトリオ」を結成すると楽曲「大きな恋の物語」でレコードデビューし、ヒットさせた。リーダー“ヨシ山”こと生田さんとの別れを受け、松居と小柳がデイリースポーツにコメントを寄せた。
普通のOLことフツ山を演じた松居は「何もかもが初めての経験だった私に、大ベテランの生田さんは、いつも優しく教えて下さいました」と感謝した。当時中学生だった松居は、萩本が求める“3段落ち”の笑いに苦戦したが、支えだったのが生田さん。「リハーサルが何時間にも及ぶ事がありましたが、生田さんはいつも真面目に何度も練習されていて、気配りも忘れない方でした」と人柄に触れた。
悪いOLことワル山役の小柳は「生田さんとは誕生日が1日違い。百貨店に連れて行かれて、当時流行の高級バッグをプレゼントしていただいた。私は何もしていないのに…。姉御肌な方だった」と明かした。
8年前に生田さんと電話で話した松居は「今度みゆきちゃんと3人でご飯に行こうね、と言って下さってそれきりになってしまった。もう一度お会いしてお話しがしたかった」と悔しがった。