近藤サト、白髪を出した理由を明かす 転機は東日本大震災
元フジテレビのフリーアナウンサー・近藤サトが18日、フジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューに応じ、白髪を隠さなくなった理由を明かした。
近藤は20代から白髪に悩まされるようになり、ちょっとでも白髪がのぞくと「イヤだった」という。身内からも早く染めるように言われ、3週間ごとに染める生活を20年近く続けていた。
そんな近藤の転機となったのが11年の東日本大震災。震災が起きたら美容院にも行けないからと、防災グッズの中に白髪染めを入れようとして、我に返ったという。「(防災グッズなのに)おかしいぞと。そこまで自分が追い込まれていたことに逆に驚いて。そこまで追い込むのならもうやめようと」と、非常事態にも関わらず、白髪染めの心配をしている自分が「おかしい」と気づき、染めるのを止めようと決意したという。
そして2年前から白髪染めを止めたというが、黒髪から白髪への移行期間が大変だったという。「早く白髪にしたくてブリーチしたら真っ赤になって。赤白黒ととんでもないことになって、それをまた染め直したり…」と苦労もあった。移行期の間は、テレビに出る時は「スプレーで隠してました。1年」と振り返った。
現在50歳の近藤だが、同期や同級生でグレーヘアは一人だけ。「うらやましいという人もいれば、私は絶対無理という人もいて」と反応はさまざま。「オンリーワンです。それはちょっと嬉しい」と笑顔も見せた。更に「白髪を隠さなくなったことで、逆に吹っ切れた」「白髪を出すようになってから、ある意味若さに対して未練がなくなった。すごく良かった」とグレーヘア効果も実感しているという。
このヘアスタイルにしてから、若い人達から相談を持ちかけられることも増えたといい、「自分の生き方を見て、あんな風に年を取りたいと思ってもらえるように」と自覚も新たになったとコメントしていた。