俳優・鈴木智さん死去 84歳 両肺の胸膜炎・呼吸不全で
劇団民藝の俳優・鈴木智(とも)=本名・鈴木智(さとし)=が10日午前11時、両肺の胸膜炎・呼吸不全のため、東京・世田谷区の病院で亡くなったことが18日、分かった。84歳だった。宮城県出身。劇団民藝が発表した。葬儀は近親者のみで執り行われたという。
民藝によると、鈴木さんは5年ほど前から肺の病気を患っており、自宅療養しながら通院、治療していた。
鈴木さんは1954年に劇団民藝水品演劇研究所に入り、64年に劇団員に。初舞台は56年、「遠い凱歌」。主な舞台に74年の「櫻の園」、93年「粉本楢山節考」などがある。最期の舞台は2013年4月、木下順二作「夏・南方のローマンス」となった。