常田富士男さん死去 81歳 「まんが日本昔ばなし」で語り手務める
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俳優の常田富士男(ときた・ふじお)さんが18日に脳内出血のため亡くなっていたことが19日、分かった。81歳。常田さんはアニメ「まんが日本昔ばなし」で、市原悦子とのコンビで語り手を担当していた。
常田さんは高校卒業後に劇団民藝の養成所に入所。黒澤明監督の「天国と地獄」「赤ひげ」に出演。その後も大河ドラマ「国盗り物語」「黄金の日々」や、映画「楢山節考」「ビルマの竪琴」「黒い雨」などにも出演し、味のある深い演技で印象を残した。
アニメの吹き替えやナレーションでも独特の存在感を放ち、特に1975年から94年まで放送されたTBS系「まんが日本昔ばなし」では、「むか~し、むかしの、ことじゃったぁ」との優しい語り口で、数多くの昔話をお茶の間に届けた。またジブリ作品の「天空の城ラピュタ」では、ポムじい役で、出演している。