木村太郎氏 7、8月の2カ月夏休み導入を力説「学校行事ある方がおかしい」
今月17日に愛知県の小1男児(6)が熱中症で死亡するなど、学校での熱中症が後を絶たない現状に対して、ジャーナリストの木村太郎氏(80)が20日、フジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」で、日本の学校も7~8月は休みにして冬休みを飛ばすという、諸外国にならった学期制を唱えた。
番組では連日の猛暑を特集。小中学校の多くはこの日が終業式であることから、京都府の小学校を取材し、体育館にエアコンがないことから、児童に水を付けて首に巻くネッククーラーバンドを配ったり、終業式中も教師が終始、児童の様子を見るなどして、何とか式を終えたことを紹介した。
これに対して木村氏は「なぜ、そこまでして終業式をやんなくちゃいけないの?」と疑問を口にし、「7月8月、学校行事がある方がおかしいのよ」と、酷暑の中での学校行事にそもそも無理があることを指摘。
「だからねえ、6月でもう終わり!あと長い夏休みがあって、9月に始まって、冬休み飛ばしてやるっていう、他の国の学校みたいなみたいな学区(学期の区割り)にした方がいいと思う」と、激しく訴えた。
MCの安藤優子(59)から「(学期の)区切りを変えた方がいいと?」と確認されると、「7月にね、勉強してるなんて、北半球にそんな国あるかな?寒い方は別ですよ。だけどね、みんな休みですよ。6月に入ったら卒業式やって終業式やって。それが当たり前だと思う」と、7~8月夏休み説を唱えていた。
木村氏は米カリフォルニア州バークレー生まれ。NHK時代はジュネーブ支局やワシントン支局特派員などを歴任し、海外の事情に精通している。