TBS安住アナ 台風12号、気象庁統計開始後初の進路…上陸後西進197個目で初
TBSの安住紳一郎アナウンサーが28日、同局系「新・情報7daysニュースキャスター」に出演し、台風12号が上陸が東から西に進むことについて、気象庁が1951年から統計を取り始めて初めての進路であることを伝えた。
番組では冒頭で台風12号について報道。安住アナは「異例の進路をとっている台風12号。現在の進路図をご覧ください」として進路図を報じた。続けて安住アナは「気象庁が統計を取りだした1951年から日本列島に上陸した台風は196個あるそうですが、上陸してから東から西へ動く台風は初めて。197個目にして初の進路ということで、これまでの経験則が通じない恐れがあります」と厳重な警戒を呼びかけた。
気象庁によると、台風は上陸後、速度を落として異例の西寄りコースを取る。北海道付近にチベット高気圧と太平洋高気圧が張り出していて北や東には進めず、日本の南の上空にある反時計回りの空気の渦の力で西に押し出されたためだ。30日夜には九州付近で東シナ海に抜けるとみられる。