堂本光一初披露! 井上芳雄とのミュージカル界“貴公子コンビ”に「達成感」
KinKi Kidsの堂本光一(39)が28日、東京・帝国劇場で27日に開幕した主演ミュージカル「ナイツ・テイル-騎士物語-」(8月29日千秋楽)の会見を行い、俳優・井上芳雄(39)との“貴公子コンビ”初披露に「達成感を感じる初日だった」と胸を張った。光一は2~3月「Endless SHOCK」と合わせて帝劇を4カ月ジャック。1年で4カ月以上の単独主演は、92年の市村正親(69)以来の4例目となった。
輝きを放つ2人の貴公子が観客を虜にした。
シェイクスピアの「二人の貴公子」を原作に、いとこで親友のアーサイト(光一)とパラモン(井上)という2人の貴公子を描いた同作。決闘シーンの殺陣などで魅せ、軽妙な掛け合いでは、爆笑も沸き起こった。光一は「達成感を感じる初日だった」と2カ月の稽古で作り上げた舞台の手応えに満足げだ。
プレビュー公演では、抱き合う手順を間違えて、井上とキスをするハプニングもあった。光一は「僕のミス。感触も何も、2人でポーとしちゃって、そのシーンはなくなりました」と苦笑。待望だった井上との共演に、「しんどいことは2分割、喜びは2倍。心地良い」と、その実力を絶賛し、信頼を寄せた。井上も「スターってこういうこと」と光一の存在の大きさを口にし、早くもいいコンビぶりを見せつけた。
光一にとっては、今作と今年2~3月に上演した主演ミュージカル「Endless SHOCK」を合わせ、帝劇に1年のうち4カ月出演することになる。同一俳優が1年の帝劇のラインナップを4カ月以上単独主演する例は、92年の市村正親(6カ月)、82年の故・森繁久彌さん(6カ月)、72年の二代目松本白鸚(5カ月)のみで、4例目に、「恐れ多い。ご褒美をいただいた」と恐縮した。
光一と井上は、今秋放送のNHK総合「SONGS」(土曜、後11・00)で音楽番組初共演も決定。息の合ったコンビとあって、光一は同舞台の再演にも期待する。9月には大阪公演も控えており、貴公子コンビの夢共演は始まったばかりだ。